筆者は4年間ほど単身赴任で広島県にいました。残業がほとんどない時期があり、仕事が終わって職場から徒歩5分の寮に戻ると食事をする以外特にすることもなく(もちろんテレビを見たり週一回の洗濯はしてましたが)、暇を持て余していました。その暇を何かの資格を取るのに使えないかと考えているうちに、ボート免許(小型船舶操縦士免許)を思いつきました。
広島県といえば瀬戸内海に面したところで、寮から車で5分も走れば海があります。いずれ定年を迎えたらのんびりマイボートで釣りをしたいなぁ、と夢見たのでした。
結果的には思い立ってから半年ほどで一級小型船舶操縦士免許を取得しました。その後はマイボートを手に入れる間もなく単身赴任が解消され、関西の海なし県に戻ってボートや海とは無縁の生活をしています。
ボート免許取得を思い立ってから実際に取得するまでを複数回に渡って紹介します。
免許の種類
いわゆるボート免許は小型船舶操縦士免許という名称で、
- 1級小型船舶操縦士
- 2級小型船舶操縦士
- 特殊小型船舶操縦士
があります。その他に、観光地のグラスボートや遊漁船などのようにお客様を乗せる場合に必要な特定操縦免許というのもあります。1級と2級は航行できる範囲が異なり、2級は海岸から5カイリおよび平水域のみで、1級は制限がありません。特殊小型船舶操縦士は水上スキーの操縦免許です。1級のみ・2級のみを持っているだけでは水上スオートバイの操縦はできません(昔は1級や2級を取得すれば水上オートバイも操縦できた)。
どうやって免許を取得するの?
車の運転免許は大きく以下の二つがあると思います。
- 自動車教習所に入って、そこで学科と実技の国家試験(修了試験)を受ける
- 独学で学科の勉強と実技の練習をして、運転免許センターで国家試験を受ける(いわゆる飛び込み受験とか一発試験、一発受験と呼ばれる方法)
ボート免許取得も車と同様に登録小型船舶教習所(スクール)があり、
- スクールに入って学科と実技の講習を受けたのち、そこで国家試験を受ける
- スクールに入って学科と実技の講習を受け、国家試験は別途受ける
- 独学で学科の勉強と実技の練習をして、国家試験を別途受ける
があります。受講費用はスクールによってまちまちですが、参考までに2017年10月現在の関西のある教習所のおよその費用を紹介します。ご自身の最寄りのスクールの値段を確認してくださいね。
- 国家試験免除コース
- 1級・・・約12万円
- 2級・・・約10万円
- 水上オートバイ・・・約6万円
- 1級+水上オートバイ・・・約16万円
- 2旧+水上オートバイ・・・約14万円
- 国家試験受験コース(スクールで受講後、別途国家試験を受ける
- 1級・・・約10万円
- 2級・・・約8万円
- 水上オートバイ・・・約5万円
- 1級+水上オートバイ・・・約14万円
- 2旧+水上オートバイ・・・約12万円
- 独学コース
- テキスト代のみ(知人からもらえばタダ)
私は独学コースで1級を取得しました。実際にボートを操縦したのは、実技試験を受けた時が初めてでした。次回はどのように学科・実技を練習したか紹介します。
その他
(2019年度以降のものは発行されていないっぽい)